■作品について
ジャンセンはフランスで活躍したアルメニア人画家です。高いデッサン力、繊細な線描の美しさ、原色を避けた淡い色彩が特徴です。
現在、主要作品の多くがパリ市立美術館に所蔵されています。
踊り子や女性など多くの人物を描いているジャンセンですが、この作品は作家の部屋を描いた非常に珍しい貴重な作品です。独特な色彩で刷りも良いです。
■略歴
1920年 アルメリアのソールーズに生まれる。
1931年 11歳で渡仏し、パリ装飾美術学校やサバティエのアトリエなどで
絵画を学ぶ。
1938年 パリ装飾美術学校を卒業。
1941年 アンデパンタン展に出品する。
1944年 サロン・デ・チュイルリー、エコール・ド・パリ展などに出品する。
1951年 ポピュリッツ賞を受賞する。
1953年 アントラル賞を受賞する。
1954年 フランス国家より奨学金を受ける。
1956年 定期的にイタリアを訪れ、絵の制作のため、長期滞在する。
1960年 以後隔年にパリ一流画廊でジャンセン展を開催する。
欧米主要都市や東京でもジャンセン展を開催する。
2002年 アルメニア「虐殺展」、アルメニア国家勲章授与。
2003年 フランスの最高勲章、レジオン・ドヌール勲章受賞。
2013年 逝去。
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