ポルトガルはヨーロッパの中でも、最も旅行されていない国だと言っていいだろう、あるアメリカの旅行作家はこう記している。しかし、実際に訪れた人たち多くは、ポルトガルの旅はいろいろな意味ですばらしかったという。私も一度は訪れるべきところと思ってきた。大航海時代に栄えたポルトガルの美術を見てみたいと思うし、スペイン美術との違いにも興味がある。もちろん、ポルトガルは日本とゆかりの深い国だ。
そして、バロック美術の中心地ローマに戻って、ゆっくりと見学したいと思う。観光客は滅多に行くことのない、アブルッツォの古都も入れてみた。ポルトガルとローマを見るという、シンプルな旅だがヨーロッパを理解するパースペクティブとしては悪くないアイデアだと思う。 ~石鍋 真澄~
□リスボン ~グルベンキアン美術館~
幅広いコレクションを誇る美術館。15世紀のフランドルイタリアや、印象派の作品があり、内容は多岐にわたります。
□オビドス
“谷間の真珠”と呼ぶにふさわし絵のような美しい村で、今なお中世のままの姿をとどめています。
□シントラ
“エデンの園”バイロンはシントラをこう称しました。文化的景観は、1995年世界遺産に登録されました。
□ファティマ
第一次世界大戦中の1917年、3人の子供達の前に聖母マリアが出現するという奇跡が起こった町。
□ラクィラ
芸術と歴史の重量な町です。グラン・サッソ・デイタリア(ラクイア城)、国立アルブルッツォ博物館、サンタ・マリア・ディ・コッレマッジョ教会などがあります。
日 | 都市名 | スケジュール | 食事 |
1 | 成田 発 リスボン 着 |
午前:空路、アムステルダム乗り継ぎ、リスボンへ着後、ホテルへご案内します。 【リスボン泊】 |
昼:機内 夕:× |
2 | リスボン | 午前:石鍋真澄先生と一緒に幅広いコレクションを誇るグルベンキアン美術館見学 午後:国立古美術館、ロシオ広場、サン・ジョルジェ城 見学 【リスボン泊】 |
朝:○ 昼:× 夕:× |
3 | リスボン シントラ オビドス |
午前:王妃に愛されてきた美しい村オビドスへ途中、ジュロニモス修道院とベレンの塔、美しい文化的景観が世界遺産に登録、エデンの園とうたわれた景勝地シントラを訪れます。見所として、王宮、ムーアの城跡があります。 オビドス着後、市内散策をお楽しみ下さい。 【オビドス泊】 |
朝:○ 昼:× 夕:× |
4 | オビドス アルコバサ ファティマ バターリャ コインブラ |
午前:専用バスにて大学を中心に発展した文化都市、コインブラへ。途中、アルコバサペトロ1世とイネスが眠るサンタ・マリア修道院、聖母マリアの奇跡が起こった聖地ファティマ、バターリャにて勝利を記念した町のシンボル、バターリャ修道院を見学。 【コインブラ泊】 |
朝:○ 昼:× 夕:○ |
5 | コインブラ リスボン発 ローマ着 |
午前:専用バスにてリスボン空港へ 午後:空路、アムステルダム乗り継ぎローマへ 着後、ホテルへご案内します。 【ローマ泊】 |
朝:○ 昼:× 夕:× |
6 | ローマ | 終日:石鍋先生と一緒にローマ市内散策 ローマバロックの隠された素晴らしい場所と教会をご案内します。(※予定) サン・ティ・マルティーノ・エ・ルーカ聖堂、サンタ・マリア・デ・ラ・パーチェ聖堂 他 【ローマ泊】 |
朝:○ 昼:× 夕:× |
7 | ローマ スビアーコ ラクイラ ローマ |
終日:石鍋先生と一緒に中世の町、スビアーコとアブルッツォのラクイラを訪れます。森に覆われ山に囲まれた中世の町スビアーコでは、ネロ帝の別荘で13世紀のフレスコ画のあるサン・ベネテット修道院、ラクイラではグラン・サッソ・ディタリア(ラクイア城)、国立アブルッツォ博物館、サンタ・マリア・ディ・コッレマッジョ教会を見学します。 【ローマ泊】 |
朝:○ 昼:× 夕:× |
8 | ローマ | 終日:ローマ自由行動見所として、サン・ピエトロ大聖堂、ナヴォーナ広場、パンテオン周辺 ★夜:レストラントモコにてお別れ会を開催します。 【ローマ泊】 |
朝:○ 昼:× 夕:○ |
9 | ローマ 発 | 午前:専用バスにて空港へ 午後:空路、アムステルダム乗り継ぎ、帰国の途へ 【機内泊】 |
朝:○ 昼:機内 |
10 | 成田 着 | 午前:成田着 通関手続き終了後、解散 | 朝:機内 |